通信制高校で学ぶ若者をサポートするKTC中央高等学院の松山キャンパス(愛媛県松山市千舟町4丁目)でこのほど、入学式があり、不登校や高校中退を経験した生徒らがそれぞれの「再出発」を誓った。
 学院は、鹿児島県の通信制高校と連携。高校卒業や進学のための学習だけでなく、職業体験や資格取得といった機会も提供する。全国32キャンパスに約6000人が在籍している。
 入学式では新入生(15)が「キャンパス生活を楽しみ、好きなイラストを描きたい。将来は絵に関わる仕事がしたい」とあいさつ。在校生代表(16)は「先生や先輩が挑戦を全力で応援する」と歓迎した。
 梶景介キャンパス長は「少しずつでいいので、自分とは違うタイプの人と関わり、つながってほしい。その経験がたくましい成長につながる」と呼び掛けた。